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特別出演:釈尊

気がついたら7月だった。そんなことがある。

気がついたら扇風機だけで凌ぐのは無理なバカ暑さになっているし、Twitterはなんか滅茶苦茶になっている。

気がついたら梅雨のせいなのか、はたまたもっと違うところで天候が滅茶苦茶なのか落雷でモデムやルーターが壊れてインターネットにすら繋げられないことも発生した。

(モデム破壊は長いインターネットライフの中で初めて起こったのでかなりびっくりした)

ブッダも諸行無常を説いていたし、やっぱりそんなことがあるんだろうな。



諸行無常、概念として理解しているし異議もないんだけど、変化っていう事象については常々悩ましく思っていることだったりする。

故郷が発展したり再開発されるのは喜ばしいけど、町並みが変化し、思い出が自分の心の中にしか残っていないのは寂しいみたいな。

そういうこともあるよというのは分かってるんだけど、でもやっぱり俺のために都合よく存在していてほしい気持ちは拭えないなあというおこがましい気持ちも存在している。

ちょっと前に帰省した際、子供の頃にお世話になった診療所が閉鎖していたが、自分でも驚くほど悲しかった。

思ったよりも悲しくて、防災無線で呼びかけられているご年配者は、跡形もなく変わってしまった街を自分の居場所とは認識できずに在りし日の街の姿を求めて結果的に彷徨うことになっているんじゃないかとか考えて滅茶苦茶切なくなったりした。え?

そうでなくとも、私の通っていた小学校は建て替えられたし(これは老朽化が著しかったので仕方ないよ)、通っていた保育園は園長が補助金を不正受給して差し押さえられて跡形もなく消滅した。いやそんなことある?

でもなあ、釈迦も変わらないものはないよって言うてるからなあ、そういうこともあるんだなあ。


私が生来の根無し草っていうのもあって、変わらないもの、変わらない何かがあってほしいと願っているのかもしれない。

というワガママな気持ちが、永遠というファンタジーが割と作品に込められている時があります。

現実的には感傷もそこそこに、そういうものに折り合いをつけて生きていかざるを得ないので、創作の中では、キャラクターたちにはそれを遂げてあげたいなという思想がちょっとあったりします。

シッダールタも優しく見守ってあげてくれよな。



それにしても6月丸々日記を書いていなかったというか更新すらしなかったな。

言い訳をいたしますと、ずっと原稿をやっていて…はい……。

原稿の、特にネーム作業は個人的には一番パワーを使うところなので、いつも頑張っちゃう(婉曲表現)ところなのだった。

基本的に漫画を描いて過ごしていますが、近頃はジムに通い始め、かなり陽の光を浴びるようになりました。

すべてが人間未満なので、この辺においても人間になるべく頑張ろうと決意するものである。

なぜなら意識しないと人間になれないから……。そんなことある?あるんだってば。

変化に対してどうこう言うてた人間でも、結局変化すべく行動をしてしまうのである。

ここ最近Twitterがやばいっ移住しなきゃみたいなあれこれが起こっているけど、10年以上使っていたサービスがなくなる不安よりも、実はTwitterがやばいことについては割とワクワクしている側だし、ポストTwitterが何になるのか割と楽しみだったりする。

とはいえ今後の人生SNSを上手に使いこなせる自信はてんでないので、意気揚々乗り込むぞってほど頑張れないけど……。


やっぱり永遠っていうのは成せないんだなあと実感するのだった。


ネーム作業してるときは特に落書きとか…ないので…(悲しい)

大昔に描いた首吊りガールを… 今見てもめちゃ可愛いと思う。

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